忙しくて運動の時間がなかなか取れない、ランニングは嫌い、でも健康のため生活習慣病予防や内臓脂肪が気になる。
そんな愛すべき中高年の皆様に向けて渾身の力で書き下ろしました。
やってみたら快食・快眠・快便(食事中でしたらすみません)で、体調も良くなります。
帰宅ウォーキングのススメ
リバウンドしました、4kgほど。
何か始めないとイカンという状況です。
また最近、パスタとワインとのマリアージュなんかに興味を覚え初めまして、摂取カロリー面からはダイエットにはよろしくない環境が整いつつある2017年の年末、皆様いかがお過ごしでしょうか?
業務上、ほぼ一日中パソコンの前に座りっぱなしであるわたしは、定期的にランニングなどを行ってはきたものの、繁忙期に止めてしまったり、気が乗らなかったり、天候次第では中止となったり、思うようにいかないこともままあるわけでして。
そこで、「会社の帰りに少し歩いてみようかな?」と思いたち、帰宅ウォーキングを始めてみました。
いつだかの日経新聞にも取り上げられていましたが、ビジネスマンも革靴をやめて運動靴を推奨し、通勤途中に一駅歩くなど、生活に運動習慣を取り入れることを政府も推奨しているとのことです。
人生百年時代、わたしたちの健康寿命を伸ばすにも、増え続ける医療費問題の解決のためにも、これは良い傾向だと思う次第です。
ウォーキングならわざわざランニングウェアに着替えなくても、会社を出てすぐに取り組むことが出来ますし、最寄り駅一つ前で下車して試みるなど、お手軽にできますしね。
もし雨が降ってたら、やめて電車で帰ればいいわけです。
試行錯誤を繰り返しましたところ、帰宅ウォーキングは、以下の4点を備えていると、継続のコツが掴めてきたのでご紹介してみようと思います。
- ランニング用、或いはウォーキング用シューズ
- ゴルフ用スラックス
- リュック
- Nike+ Apple Watch
ソールが減り、ランニングには耐えられなくなった黒いアシックスのNew York GT-2000というシューズがありましたので、歩く分には全く問題ないのでコレを履いて会社に行きます。(緊急用革靴は会社のロッカーに保管しています)
スラックスは、ゴルフ用ならビジネスシーンでも意外とおかしくないですし、そもそも論、運動用なので歩くためには機能も高く適しています。
(ゴルフをやらない人は、歩きやすいものをご活用ください)
ビジネス鞄をリュックにしてしまえば両腕をふって速足で歩くことができます。
一日中パソコンの前に座っているデスクワークは慢性的に肩こりになりやすいので、意図的に肩甲骨周りや首回りを動かすよう、腕をふって歩くのが良いと思います。
(マッサージに通わなくて済むようになるので、浮いた分酒が飲めます)
ただし、リュックやスニーカーは「できるビジネスマン」という風体からは遠いですし、ハッキリ言ってダサいです。
Nike+ Apple Watchについては、フリーウォーキングモードでスタートすれば、心拍数から脈拍、どこからどこまで何分歩いたなどのデータが蓄積されるので、とても重宝しています。
これをiPhoneのアクティビティと連動させると、帰宅ウォーキングのデータログとモチベーションアップの一石二鳥となります。
歩くのは、走ることと変わりません。ただスピードが違うだけです
シドニーオリンピック金メダリストの高橋尚子選手でおなじみの、小出監督は著書「マラソンは毎日走っても完走できない」の中でこのように論じられております。
散歩の要素を満喫、街の風景が実に愉しい!
実際に歩かなければ見えてこなかった街の風景を再発見し、実に面白いです。
「北参道、表参道というのは明治神宮を基点とした駅名なんだなぁ」
「原宿から渋谷にかけては、訪日外国人観光客が多く、道一杯にスローペースで歩いたり写真を撮ったりして、異国の言葉で溢れて活気のある街だ」
「こんなところにこんな店が、こんど行ってみよう。」
実際に歩いてみると、嫌でも土地の起伏を体感するわけで、例えば渋谷駅というのは標高が低い位置にあるということに気づいたりもします。
一方で、代官山は坂を上っていく。その地名通り丘陵地。
そして、お洒落なお店やマンションが多く、ポルシェやベンツなど、高級車も多い街。
目黒川に向かって坂を下っていく、中目黒あたりはこれまた地形的に低いところにあります。
こういった街のの起伏についても、電車やクルマで通り過ぎたり、平面地図からでは全くわかりませんので、新たな発見があったりします。
不思議な事に、過去の体験が点と線で繋がる

健康のためダイエットのための帰宅ウォーキングを始めましたところ、過去携わった現場や食事や酒を楽しんだ場所が次々と現れ、家路と過去体験が、偶然にも点と線でつながっていった事に大変驚かされました。
某大手警備保障企業案件
某大手警備保障企業の訪問看護ステーションwebサイト制作をコンペの結果受注し、サイト制作を行いました。このビルディングには、打合せや撮影などで何度も訪れたものです。
故・田中宥久子サロン Y・METHOD
政界や芸能界でも多くのクライアントを持っていた、故・田中宥久子の造顔マッサージおよび化粧品販売等、サロン事業の立ち上げを行いました。
この頃、1・2階はAudiの販売店ディーラーで、上階はカリスマ美容師の居る大手ヘアサロンでした。
(富裕層向けビジネスには条件の良い物件でした)
開業に至るまで高級テナントを扱う不動産屋をまわり、コンセプトを説明し、実際に物件を見てまわったり、化粧品の原料をバルク単位で発注したり、容器のデザインコンセプト、化粧品ブランドのイメージを作成したり、在庫と流通を兼ねた倉庫業者との折衝を行ったり、サイト制作や有名女性誌へのPR活動、表参道、青山一丁目でビラを配ったりと、我ながらあの頃はフル回転で働いた想い出のビルディングです。
代官山打合せコ・ワーキングスペース
知人が起業したIT企業のコーポレートサイトの制作を請負い、わたしの持っているweb制作に関するノウハウを全て出し切ろうと、ワクワクしながら要件定義や打合せを重ねた想い出の場所です。
過去の自分が実際に体験した空間を懐かしく再確認しながら、その想い出の場所を横目に歩き、様々なことを考え、また思い出しながら未来に向かって歩いていく様を体験するという、過去体験のトレースであり、今があるのは、これまで積み重ねてきた経験があったからということ、そして、今後どのように展開していくべきかなど、思案しながら歩いてみたわけです。
帰宅ウォーキングをやってみて
忙しい現代人にとって、運動習慣を確保することと、続けることが本当に難しいということは常日頃感じております。おそらくは誰しもがそうだと思います。
帰宅ウォーキングでしたら、毎日の生活習慣に溶け込ませることが非常に手軽ですし、ランニングウェアに着替える必要も無いので、これなら誰でも続けられるのではないかと思い、人柱的に実験しているところです。
有酸素運動を効果的に取り入れてダイエットを行うという観点からは、諸説ありますが、最初の20分間はウォーミングアップであるのと同時に血液中のエネルギーを使い、そこからは体脂肪を使う。
結果として脂肪を燃焼させるという理論をわたしはモノサシとしておりますので、例えば「60分毎日歩けば、40分相当分、体脂肪に何らかの刺激を与えることが出来たのだろうな」と考えております。
過去の経験上、20kmランを週末に何度が取り入れると確実にウエイトが落ちたのですが、あれはゆっくりペースで2時間以上走ったから効果が出たのだという成功体験を持っているので、この論法が効果的であることは確信しています。
家に着くと、上着やワイシャツなどかなり汗ばんでおりますので、すぐに風呂に入り湯船に浸かると本当に気持ちがいいです。
帰宅ウォーキングがダイエット効果があるかどうかにつきましては、3か月程度検証し、データをとったところで、また皆さんに報告したいと思いますのでご期待ください。