三日目 老人と海

「老人と海」 ヘミングウェイ
「老人と海」 ヘミングウェイ

明日の月曜日(10月5日)に検査が多いとのことで、その説明があるとのこと。

今日は病院も日曜日のため外来診療も休み。完全にoffみたいな日。

朝から優雅にモーツァルトを聴きコンチネンタル・ブレックファーストをとる。

よし!今日は普段読めない名作を読むぞ!

時間があるときにじっくりと読もうと思っていたヘミングウェイの「老人と海」。

本来ならヘミングウェイが愛したダイキリやモヒートなどのカクテルと、ハバナ産シガーを合わせてデッキチェアでゆるゆるとやりたいところだが、入院中の身なのでそこは断念。

シガーとカクテル

「けれど、人間は負けるように造られてはいないんだ」と彼は声に出して言った。「そりゃ人間は殺されるかもしれない、けれど負けはしないんだぞ」

カラヤン指揮のベートーヴェン:交響曲第九番を聴きながらこの句を読んだ。

まさに今この状況下にいる私にとって、これ以上ないアドバイスだ。

「希望を捨てるなんて馬鹿な話だ。」そう彼は考える。「それどころか罪というものだ。」

  • 身のまわりにあるものでなんとかする。
  • あきらめない
  • 準備はしてある
  • まだ手はある
  • 人間は負けないように造られている

上に掲げたポイントは人間が世の中で強く生きていくために、とても重要な要素だ。

夢を掲げても、ちっとも達成できていない、苛立つ自分に言い聞かせた入院生活三日目の秋の日曜日。

この男に関する限り、なにもかも古かった。ただ眼だけがちがう。
それは海と同じ色をたたえ、不屈な生気をみなぎらせていた。

感銘を受けた。

多忙な日常生活では、名作と呼ばれる文学をじっくりと読む機会がなかなか取れない。

わたしの眼も、この老人のようにありたい。

まだまだ、やれることがたくさんあるはずだ。わたしも同じように、負けるようには造られていない。

四日目 負荷試験へ続く

投稿者: 岡村 博之

1971年 横浜に生まれ横浜に育つ 大学まで投手として野球を続ける。 某インフラ事業を母体とした企業でグループ会社のweb関連業務に従事 趣味は音楽鑑賞、飲酒(特にウイスキー・日本酒)、ゴルフ、たまの草野球

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