橋について想うこと

ガス橋

ランニングはいつ再開してもいい。

今月は業務が多忙であったり、WBCが開幕したりと、ランニングをかなりサボってしまった。

幸い、体重は増えていないが、体脂肪率が増えてきたのが気になる。

それもあるが、スローランニングを生活に取り入れた方が新陳代謝や脳のリフレッシュなど、体調管理の観点からも実行した方が良いので、久々に実行してみた。

今回は「橋」をテーマに、ランニング中に瞑想を試みてみた。

御幸跨線橋

御幸跨線橋

ランニング開始後、2km地点。矢上の交差点を右折し平間駅との間。
ウォーミングアップで身体が温まる頃、この御幸跨線橋にさしかかる。

わたしはここからの風景がとても好きだ。

遠くに見える武蔵小杉のタワーマンションやNECの社屋に吸いこまれるように線路が伸びていて、横須賀線や貨物列車を眺めることができる地点だ。

右手に見える高度経済成長期に建てられたであろうマンションが、線路と相まって幾何学的で、どことなくノスタルジックな情景の重要な脇役を演じている。

ああ 中央線よ 空を飛んで あの子の胸に 突き刺され

なぜかここに来ると、いつも、友部正人の「一本道」の歌詞が頭によぎる。

向こうの吸いこまれそうなビル群に、未来の希望があるのではないか?
ギリシャ神話に出てくる「ヒュペルボレオイ人の国(北風の影響を全く受けない楽園)」があるのではないか?

そんなファンタジックなことも期待させてくれる場所でもある。

ガス橋

ガス橋

ガス橋
向こう岸にキャノンの本社を眺めつつ、この橋を左折すると、視界がひらけ多摩川沿いを走ることが出来る。

野鳥が遊んでいたり、四季折々雑草がオーケストラを奏でていたり、自転車やランニング、犬の散歩をしている人々、都会の喧騒を忘れられる場所でもある。

しばらくすると、東海道新幹線と横須賀線が並行して走る橋が見えてくる。

横須賀線陸橋

丸子橋

丸子橋

中原街道を繋ぐ橋。

休日はゴルフ練習場や、バーベキューを愉しむ人々などで賑わう界隈でもある。

橋について想うこと

いわずもがな、人々の生活に無くてはならないインフラである。

橋が無かったころは、向こう岸に行くためには渡し賃を支払い、小舟で渡っていたのであろう。

不便で時間もかかる。

通勤も物流も、現代ではあたりまえだが、そこには無数の橋の存在が役割を担い、今日の我々の生活を支えているが、あたりまえすぎて、誰もその存在に意識すら向けないのが現状ではないだろうか。

ウィキペディアによると、ガス橋は1931年(昭和6年)丸子橋は1934年(昭和9年)に架けられたとのことなので、最初にこの橋を架けた人達はもはやこの世には存在しないかもしれない。

補強工事や増設工事が行われているので当時の橋をそのまま使っているわけではないのだが、万が一、このインフラである橋が手抜き工事や不正、偽装などいい加減なものであったとしたならばどうだろう?

鉄道も陸送も利用する人々も、まさかそんなことは思いもしないし、壊れて落ちたりしたら大問題となるだろう。

社会インフラとは人々がそのような不安を感じることなく、便利に当たり前に使えるものでなくてはならない。

コンプライアンスという言葉が当たり前となるずっと前から、橋を架けるのは誠実な計画と建築作業のもとに成り立った。

建築物と情報は一概に比較対象ではないことは重々承知だが、インターネット上の情報は、第三者的な倫理観とは無縁なものも氾濫しているのが現実であり、プロ野球球団を保有するような大企業までもが無責任な医療情報などを垂れ流して社会問題となったのが記憶に新しい。

著作権の侵害をはじめとした、倫理観に欠ける不誠実な情報への格付けについて、検索エンジン提供元には「橋」のようにインフラとしての誠実なサービスの進化を期待したい。

ゆっくり走ろう

橋を眺めて感じたことはもう一つ。

サイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」という曲がある。
もちろん運もあるが、自分自身の未来に橋を架けるのは自分自身の行動でしかないだろう。

描いた未来の橋を架ける工事を担うのは自分自身。

先ほど書いた通り、この自分の未来に架ける橋の工事も、手抜きや不正、偽装などいい加減であってはならない。

今日はいくつもの橋を眺めながら、そんなことを自分自身に言い聞かせて走ってみた。

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このサイト、わりと長編ですので、ご興味のあるコンテンツから読んでいただければ幸いです。

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投稿者: 岡村 博之

1971年 横浜に生まれ横浜に育つ 大学まで投手として野球を続ける。 某インフラ事業を母体とした企業でグループ会社のweb関連業務に従事 趣味は音楽鑑賞、飲酒(特にウイスキー・日本酒)、ゴルフ、たまの草野球

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